小さな庭でバラや宿根草を育てていると、必ずといっていいほど出会うのがアブラムシやコガネムシの幼虫といった害虫の悩みです。
そんなときに名前が挙がりやすいのが、KINCHO園芸の「GFオルトラン粒剤(通称・オルトラン(赤))」と「オルトランDX粒剤(通称・オルトランDX(青))」ではないでしょうか。
パッケージの色以外に何が違うのか気になり、公式ページの情報を調べながら整理してみました。同じように迷っている方の参考になればうれしいです。
にわ子一言でいうと、オルトラン(赤)はアセフェート単体、オルトランDX(青)はアセフェートにクロチアニジンを加えた2成分入りという違いがあります。
オルトラン(赤)とオルトランDX(青)の違いを比較
まずは、2つの粒剤の基本的な情報を表にまとめました。
| 項目 | オルトラン(赤) | オルトランDX(青) |
|---|---|---|
| 正式名称 | 家庭園芸用GFオルトラン粒剤 | オルトランDX粒剤 |
| 通称 | 赤 | 青 |
| メーカー | KINCHO園芸 | KINCHO園芸 |
| 剤型 | 粒剤 | 粒剤 |
| 有効成分 | アセフェート | アセフェート+クロチアニジン |
| 作用性 | 浸透移行性 | 浸透移行性 |
| 主な対象害虫(公式情報より) | アブラムシ類、アオムシ、コナジラミ類、アザミウマ類、ヨトウムシ類、コガネムシ類幼虫など | アブラムシ類、コナジラミ類、アオムシ、ハモグリバエ類、コガネムシ類幼虫など |
| 使用量の目安(花き類・観葉植物) | 商品パッケージ・公式ページを参照 | 1株あたり1gが目安とされ、1㎡あたり40gを超えないよう調整するとされています |
こうして並べてみると、どちらも「アブラムシだけ」の薬ではなく、幅広い害虫に対応しているとされていることが分かります。
オルトラン(赤)が有効成分1種類(アセフェート)であるのに対し、オルトランDX(青)はアセフェートにクロチアニジンという成分が加わり、2種類の成分で害虫にアプローチする仕組みになっている点が大きな違いです。
クロチアニジンが加わることで、オルトラン(赤)だけでは効きにくいとされる害虫にも対応しやすくなっているようです。
本当はバラのアブラムシ対策にはオルトラン(赤)、鉢植えでコガネムシの幼虫の被害が気になったときはオルトランDX(青)というように、目的に応じて使い分けた方がいいのだろうと思っています。
でも正直なところ、2種類を庭に常備して使い分けるのは面倒に感じてしまい、わが家では結局オルトランDX(青)だけを使うことが多いです。
オルトランDX(青)はアブラムシにもコガネムシの幼虫にも対応しているとされているので、1つ持っておけば大体の場面でカバーできるかもしれない、という安心感があります。
とはいえ、これはあくまでわが家のやり方であり、栽培している植物や気になる害虫によっては、成分がシンプルなオルトラン(赤)の方が向いている場合もあると思います。
どちらを選ぶ場合も、購入前には必ず商品パッケージまたは公式ページで最新の適用表・使用方法を確認したうえで、ご自身の庭に合う方を選んでいただくことをおすすめします。
使ってみて感じた、オルトラン(赤)の気になったところ
オルトラン(赤)を使ってみて、少し気になった点もご紹介します。
対象の害虫でないと効果が分かりにくいことがあります
オルトラン(赤)を使った方の口コミを見ていると、コガネムシの幼虫のような土の中にいる害虫には、効果を感じにくかったという声も見られました。
オルトラン(赤)は元々アブラムシなどの吸汁性害虫や、ヨトウムシなどの食害性害虫を主な対象とした製品とされていますので、根を食べるタイプの害虫が気になる場合は、オルトランDX(青)のほうが向いている可能性があります。
栽培している植物にどんな害虫がついているのかを見極めたうえで、オルトラン(赤)とオルトランDX(青)のどちらが合っているか選ぶのがよさそうです。
使ってみてよかった、オルトラン(赤)のポイント
続いて、オルトラン(赤)について良かったと感じたポイントです。
まくだけで済むので手間がかかりません
オルトラン(赤)は、株元や土の表面にまくだけで使える手軽さが魅力です。
浸透移行性のため、根から吸収された成分が茎や葉に行き渡るとされており、液剤のように水で薄めたり、霧吹きで散布したりする手間がありません。
庭仕事の合間にさっと対策できるのは、忙しい日々の中でありがたいポイントだと感じています。
バラのアブラムシ対策に使いやすいです
春先に新芽にアブラムシがつきやすいバラですが、粒剤タイプなので株を傷つける心配が少なく、扱いやすいと感じました。
液剤のように葉に直接かける必要がないぶん、デリケートな新芽にも使いやすい印象です。
植物への負担が少ないと感じます
粒剤タイプは植物にかかる負担が少ないと感じました。
液剤のように葉に直接かけるタイプと比べて、デリケートな新芽やつぼみにも使いやすいところが気に入っています。
使ってみて感じた、オルトランDX(青)の気になったところ
続いて、オルトランDX(青)についても気になった点をまとめます。
使用量の計算に少し手間がかかります
オルトランDX(青)を使う際は、栽培本数が多い場合に1㎡あたり40gを超えないよう、1株あたりの使用量を調整する必要があるとされています。
庭の一角にまとまった数の苗を植えている場合は、事前にメジャーや計量スプーンで面積と使用量を確認しておくと、当日あわてずに作業できると感じました。
商品パッケージや公式ページにも使用量・使用時期・使用方法を守るようにという注意書きがありますので、初めて使う場合は必ず目を通しておくと安心です。
使ってみてよかった、オルトランDX(青)のポイント
最後に、オルトランDX(青)について良かったと感じたポイントをご紹介します。
アブラムシとコガネムシの幼虫、両方に備えられて安心です
オルトランDX(青)はアセフェートとクロチアニジンの2成分が配合されているため、アブラムシだけでなくコガネムシの幼虫にも対応しているとされています。
地上と地中、両方の害虫が気になる株には、1つの製品でまとめて対策できる点が心強く感じられました。
わが家がオルトランDX(青)を選ぶことが多いのも、この「1本で幅広くカバーできそう」という安心感が大きな理由です。
効果の持続を感じられました
浸透移行性の効果によって、まいてからしばらくの間、効果が続いているような印象を受けました。
頻繁にまき直す必要がない分、他の庭仕事に時間を使えるのも助かるポイントです。
粒剤タイプなので扱いやすいです
オルトランDX(青)もオルトラン(赤)と同じく粒剤タイプなので、希釈や散布といった手間がなく、まくだけで使える手軽さは共通のメリットです。
植物への負担が少ないと感じられる点も、オルトラン(赤)と共通しています。
まとめ:オルトラン(赤)とオルトランDX(青)、どちらを選ぶ?
ここまでの内容を整理すると、オルトラン(赤)はアブラムシやアオムシなど地上の害虫対策を中心に使いたい方に、オルトランDX(青)はアブラムシに加えてコガネムシの幼虫のような土の中の害虫も気になる方に向いていると感じました。
理想を言えば、害虫の種類によってオルトラン(赤)とオルトランDX(青)を使い分けるのが一番なのだろうと思います。
ただ、わが家のように「そこまで管理するのは大変」という方には、幅広い害虫をカバーできるとされるオルトランDX(青)を1本常備しておく、という選び方も一つの現実的な考え方かもしれません。
よくある質問
Q1.オルトラン(赤)とオルトランDX(青)は結局どちらがいいですか?
栽培している植物と、気になっている害虫の種類で選ぶのがポイントです。
アブラムシなど地上の害虫が中心であればオルトラン(赤)、コガネムシの幼虫のような土中の害虫も気になる場合や、1本で幅広くカバーしたい場合はオルトランDX(青)が向いていると考えられます。
最終的な判断は公式ページの適用表もあわせてご確認ください。
Q2.GFオルトラン粒剤とオルトランDX粒剤の主な違いは何ですか?
有効成分が異なる点が大きな違いです。オルトラン(赤)はアセフェート1成分、オルトランDX(青)はアセフェートにクロチアニジンを加えた2成分で構成されているとされています。
どちらも浸透移行性の粒剤で、土にまくだけで使える点は共通しています。
Q3.オルトランDX(青)を使うときの注意点はありますか?
栽培本数が多い場合は、1㎡あたり40gを超えないよう使用量を調整する必要があるとされています。
またマルハナバチなどの訪花昆虫を利用している場合は、使用時期について公式ページに注意事項が記載されています。詳しい内容は必ず公式ページでご確認ください。
Q4.どちらの製品も粒剤タイプですか?
はい。オルトラン(赤)・オルトランDX(青)ともに粒剤タイプで、浸透移行性により土にまくだけで植物全体に成分が行き渡るとされています。
Q5.容量に違いはありますか?
オルトラン(赤)は200g・650g・1kg・1.6kgなど複数の容量展開があり、オルトランDX(青)にも複数の容量があります。
購入の際は、庭の広さや株数に合わせて公式ページやショップの商品情報で最新の容量をご確認ください。


